2014年10月2日木曜日

電機大学跡地の白昼夢

 めっちゃリアルなオッパイが十個も付いてる巨大な、らんちゅうみたいなくじらが空を飛ぶというので、日曜日に一家で神田へ行った。大都市の空き地、旧東京電機大学跡地にて、ぷっくり膨らんだくじらのオッパイにしがみついた八ちゃんが、あれよあれよと青空へ吸い込まれていくところを想像しながらしばらく待ったのだけれど、強風のため飛行は中止になった。空飛ぶクジラの作家、パトリシア・ピッチニーニさんはグロテスクな作風とは異なり可愛らしくて綺麗な人だった。お母さんの顔になって、娘さんの髪を編んであげていたり、旦那さんが赤ちゃんを抱っこしながら息子さんとゴルフごっこしていたり、現代芸術家ファミリーの何気ないの日常を垣間見てドキドキした。娘さんも大変キュートで、マリメッコの小ちゃいポケットのいっぱい付いたワンピースがよく似合っていた。飛ばせるかどうか分からない気球と一緒に、家族で世界中を飛び回るなんていいな。気球より自由!
 夜は飛んだって、たくさんの人がツイッターで画像をアップしていた。見たかったなぁ。今度はどこで飛ぶのだろう?






0 件のコメント:

コメントを投稿