2014年4月21日月曜日

ポポタムへ

 風木一人さんと斎藤雨梟さんのふたり展「ふしぎなトラのトランク」を、吉ちゃんと二人で目白のブックギャラリーポポタムへ見に行った。八ちゃんと主人はお留守番。吉ちゃんは小さい頃からギャラリーや美術館で行儀良く、私が帰ろうと言うまで自分なりに楽しんでくれる。ポポタムでも、芳名帳に熱心にトラの絵を書いたり、小さな椅子に座って風木さんの本を次々に読んだりして過ごしていた。風木さんの本をたくさん買った。「いっぱいいっぱい」「わーらった」「にっこりにこにこ」は、今の八ちゃんにぴったりの本。家に帰って読んであげたら目を輝かせて嬉しそうに、何度も読んでとせがんできた。寝る前には、吉ちゃんと八ちゃんに、かっこいい山口マオさんの絵の「はっぱみかん」を読んであげた。「ながいながいへびのはなし」は明日にとっておくことにした。かわいいカワシマミワコちゃんの絵の「ぼくはあやまらないぞ」は、もう持っていたので買わなかった。「青のない国」は自分一人で、電車の中と布団の中で読んだ。青い色をこんなに美しく物語る本、他にあるのかしら?「ふしぎなトラのトランク」は、吉ちゃんと八ちゃんの為書きでお二人からサインを入れてもらった。ふたり展とは関係ないけど、大好きな山元かえちゃんの「ぼうしのおとこ」と、吉ちゃんがとても欲しそうだったので「むしくいさま」というパラパラ豆本も買った。吉ちゃんはたいそう気に入って、帰りの電車でも家に帰ってからも、ずっとパラパラしていた。
    ギャラリーで偶然、たかしまてつをさん&あやさんご夫妻に会えた。たかしまさんに「吉ちゃんは小学二年生だけど、私が買ってあげないものだから、『小学一年生』という雑誌をまだ繰り返し読んでもうボロボロになっている」と話したら、「お気に入りの本があるのは素敵なこと。ボロボロになった『小学一年生』を、大切にとっておいてあげて」と言われた。私のケチな話を、あたたかい話に変えてくれるたかしまさん、ニクいぜっ☆


 翌朝、八ちゃんが自分の服が入っている箱を、誰に教わるでもなく勝手に椅子にして、ひとりで「わーらった」を読んでいた。ここは八ちゃんだけのお気に入り読書スペース。


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